2022.11.09

Xwalletに関連する国際特許査定の承認と、Xwalletのセキュリティに関してのお知らせ




この度、Xwalletに関連する国際特許査定が承認されましたのでお知らせ致します。


秘密鍵の生成と保存に関する特許技術

現在の一般的な暗号資産ウォレットは、ユーザー自身が秘密鍵を保有するウォレットです。この方法は、重要な秘密鍵を個人が管理しているため、ハッキングのリスクが高いと考えられています。また、このリスクを軽減するために開発された、自律分散型ネットワークに接続されていないハードウォレットは利便性に限界がありました。

CROSSTECHではこの問題を解決し、金融テクノロジー市場において安全で便利な運用を実現する技術を開発し国際特許が承認されました。

国際特許の詳細について

電子割符型格納方法およびその運用システム(特許番号:2019-052099)
https://jglobal.jst.go.jp/en/detail?JGLOBAL_ID=202003011592240063

Xwalletのセキュリティ設計

Shamir Secret Sharing (SSS) は MPC* の一種です。SSS では、シークレットは複数の部分に分割され、異なるノードに保存されます。 完全な秘密鍵が必要な場合は、その時点で複数のノードから収集されます。

Xwallet 設計の観点から、秘密鍵 (シークレット) を複数の部分 (例えば 3 つ以上) に分割し、異なるノードに保存する必要があります。トランザクションを実行する必要があるときはいつでも、その時点で複数のノードから秘密鍵が再構築されます。

最も重要なことは、完全な秘密鍵を一カ所に保存しないことです。秘密鍵は常に複数の部分に分割して異なる場所に保管します。この方法により、Xwalletのセキュリティは強化されます。

図解すると、以下のようになります。




SSSは、大多数のノードが正しいと判断した場合に実行される。

*MPC = マルチパーティ計算

(参考文献: https://wiki.mpcalliance.org/Shamir%20Secret%20Sharing.html)

CROSSTECH は、今後も先進的かつマーケットをけん引する技術を追求していきます。

CROSSTECHチーム